ヤフオクで買った古いギターを鳴らしてみよう

ネットで動画を見ていたら、ギターで弾く「スナフキンの歌」に出会った。
なかなか、カッコ良いではないかと、弾いてみたくなった。
最近、ギターを手放していたので、ヤフオクで探してみることにした。












中古ギター屋時代の工房の写真あった!
昔、中古のギターショップをやっていたので、リペアはお手の物と言うわけで、格安素材重視で探してみた。
グランドシナノ GL130 (写真ではそこそこ綺麗に見えた) ケース付き4300円で落札できたので、我が家にやって来やがった!

手にとって見ると、やはり年代相応のものであり、よく見るとトップや側板にうっすらと浪打が出て、素材の木に年代なりの歪が現れているのが感じる。
全体としては、小傷以外に大きな痛みも無く、しっかりとしている。
ネックに気になるほどの歪・そりが無かったのがよかった。

まず、音を確認してみよう。

なりの状態を確認する。弦を張り替えるために、付いていた弦をニッパで切るとコロンとナットがころがった。(笑)
とりあえず、ナットを仮接着して、新しい弦を張ってみようと作業に入る。
4弦目を張っていると、パチンと音がして弦が解けた。
見てみると、ペグのローラー部分が粉々に弾け飛んでいた、年代の劣化なんでしょうね。
と、言うわけで、ペグも新しいものに交換になった。

新しい弦を張った状態では・・・

まず、弦高を眺めてみる。
6Fでは、良い。12Fでは、やや高めか、もともと弦高の高めのセッティングなのか。
私的には、気持ち低い方が好きなので6弦で弦の太さ半分ほど、低くしても良いかなと思った。

チューニングをしてみる。

チューニングをしてみようと、弦を張り込んでいくと、おかしい!音が出ない!
まるで、ブリッジに触れていない弦が空中で鳴っているようだ。倍音が返って来ない。
まるで、ブリッジ剥がれのようです。
音叉を弾いて、ブリッジに当ててスライドさせてみると、適切にボディー鳴りに返ってくる。
目視でも、剥がれの様子は無く、元の接着の状態は狂っていないようだ。

音が出ない!

すると、サドルの原因が大きくなる。
弦高を少し下げたいのも有るので、先にサドルの下側を削りなおしてみる。
6弦12Fで3.8mmと弦高は良くなったが、やはり、音がおかしい。

サドル溝なのかな。

サドルを抜いて溝を覗き込む (。。; ワカラン・・・
しかし、サドル溝の底も長年の素材の歪で、ふくれやせが有ってもおかしくは無い。
サドル溝の中央がやせていると、1弦と6弦側でサドルを受けて中央は浮いている事になり、溝の中央が膨れていると1弦と6弦の下では浮いている事になる。
歪がたとえ数ミクロンでも、浮きは浮きである。

どうする?

本来、サドル溝の削り直しが適切なのだが、せっかくサドルも削って弦高も合わせのに、腹が立つ・・
ましてや、新しくサドルを作り直して調整し直すほど、材料費や手間をかけるほどのギターでもないし・・・・

単独サドル

サドル溝は、目で見る限りまっすぐには見えると言う事は、歪があっても大きな物では無い。
そこで、サドルを分割し単独サドルにする事で、1弦ごとに確実にブリッジに乗せることにした。
もしも、そこで分割した格サドルが髪の毛1本ほどの隙間を埋めるために、それぞれが上下したところで、まったく問題は無い。
感覚的に、違和感を感じるなら、格弦ごとにサドルを左右にずらして調整してやれば問題は解消する。


そして・・・

音が出ましたね。
そして、しばらく弾き込んでみると、木が目を覚ましてきて良く鳴っています。
オクターブも良く、遊び用のギターとしては、満足です。


ペグ これでじゅうぶんだ!

以前は、GOTOへ発注して取り寄せていましたが、色々と調べてみると中国製のパーツがすごく安価で販売されています。
ためしに取り寄せてみました。
若干の作りの荒さは感じますが、がたつきも無く結構しっかりとした部品で、コストをかけずに遊び用のギターを再製するには持って来いのパーツです。
ゴールド仕上げで、つまみの部分のデザインもオリジナルの物とおなじ様なデザインがありました。価格は、送料も含めて1500円ほどと用意に取替えの出来る価格です。

特にオリジナルパーツに拘るビンテージギターで無い限り、高価でなくでもピカピカのペグの付いているギターって、気持ちの良いものですね。